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 1ヶ月振りのシーカヤック 

 中国調査旅行を挟んで1ヶ月余り経って、7月25日(金曜日)は仕事を終えて南房総の富浦・静月荘に宿泊。26日は朝から南無谷のソルティーズで1dayツーリングに参加してカヤックのお勉強。
 今日のツーリングの参加者は何度も経験のある人と一緒で先生も二人の四人組。
 波風が強いので、それを避けて初心者向けのコース取りで、きれいな浜辺に着き昼食。ツーリングとセルフレスキュー、ロールの見学をして雰囲気を掴む。 ソルティーズの人達はフレンドリーで楽しい1日だった。

 

富浦の静月荘(クジラの竜田揚げが美味)にもう一泊して26日は金谷から東京湾フェリーで久留浜経由、葉山カヤックスクールに行き、スタートコース(半日×3回)に参加。
 実は「葉山カヤックスクール」の1dayツーリングに申し込んだら、沈(チン=転覆)の経験が無いなら先ずスタートコースを受講してくださいとのことで、OKして、葉山スクールの最初(スタートコース)から受講する。
 スタートコース(3回)の1回目だが、クラスは2回目の人と一緒の二人で先生二人。 私は「始めて」のはずだが、「初めてには見えない」スタイルだったのか、陸上での説明は簡単に終わり2回目の実技レベルから始まった。まあ、それも良い。 
 天気はいいが、風は強く(5-8m/sec位?)波がうねって、かなりウサギが跳ねている(白波が立っている)状態。強い風と波を凌いで沖合の岩場にも行く。楽しかった。 
 先日、麻生首相が「60代、80代で遊びを始めても遅すぎる。働くしか能のない世代だから働かせて税金を払わそう」と言ったとか。そんなことない、きっとまだ遊べるよ。 


防波堤の陰の波風の弱いところで2回目の人は沈(転覆させて、脱艇して再乗船)の練習。まだ水が冷たいと思って、今日は沈の練習はしないと宣言する。
 ところが他人の練習を見ていて油断して突風(横波?)を受け、あっさり沈する!! 艇をホールドしてもらって何なく再乗艇したので結局、沈の練習をしたことにはなるが、自然の流れで練習の実感は無い。セルフレスキューが心配だ……。
 
 帰宅して、妻にいろいろ話していたらマイパドルのOKが出た。ただし、黒系よりも黄色などの方が写真写りが良いと指定されたがさてどうやら……一応、話を聞き試用して選ぶことにする。 

 追伸: その後、8月6-7日の2日間はSALTYSでシーカヤック三昧、波風は強くないが台風8号の余波で、一緒に居る人が波で見えなくなるくらいの大きなうねり。 その日の夜はまだうねりが身体に残っていた。
  15日は快晴の葉山で半日のレッスンを午前午後と続けた。さすがに沈(チン)の練習は厭だといっても避けられない。艇を転覆させ、泳ぎながら艇を戻し、再乗艇する……受講生三人の内では最もスムースと自画自賛。 今回の葉山行きは日帰り。お盆と休日と快晴で葉山からの帰りは交通渋滞、葉山の2kmを40分かかった。
 マイバトルはオレンジ色系で軽い!!

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瀋陽、哈爾浜、牡丹江、斎斎哈爾
 --中薬学の旅-

 久し振りの瀋陽薬科大学、黒竜江中医薬大学訪問となった。今回の訪問はかねてから黒竜江中医薬大学・王喜軍教授から牡丹江の熊胆製造工場(黒宝薬業)見学を勧められており、それに応えるためであった。
6月25日、成田空港発-午後2時頃、瀋陽薬科大学着。 
26-27日、研究室交流、書籍調査など。 
28日、瀋陽から10:20発の特急列車「和諧号」で哈爾浜へ。 
29日、午前中 : 黒竜江中医薬大学で研究室交流。 
    午後 : 哈爾浜から牡丹江に移動。 
30日、午前 : 黒宝薬業・養熊場を見学。午後 : 哈爾浜へ 
7月 1日、哈爾浜発、斎斎哈爾で昼食後、甘草栽培地(唐氏)見学へ。
    見学後、斎斎哈爾から大慶へ(23:00着、夕食?)。
   2日、大慶市内と湿原観光
     湿原内の薬草栽培所で王教授研究室の卒業生送別会に参加。
   3日、大慶から哈爾浜へ。13:30発の特急列車「和諧号」で瀋陽へ。
   4日、書籍調査、買い物など。
   5日、午前中:袁丹教授と研究課題に関する意見交換。
     昼過ぎ:瀋陽発。 

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 瀋陽薬科大学訪問と書籍調査 
 今回の瀋陽薬科大学は主目的ではなく、東京から哈爾浜への直行便が無いため、瀋陽をトランジット利用したためである。 
 大学の近く(ホテルからも徒歩5分)の東北図書城(青年大街)という大書店があり、中医薬関係の書籍を探しに行く。 
 目的の書籍以外に気の付いた分野は、「禁忌」、「副作用への対応法」、「配合の適否」、「適応」など中医薬の安全性、適正使用に関する表題の付いた書籍が多くみられたことである。中国も安全性が重視される時代に入った感があるが、世界的潮流への反応、対応が早くなりつつある。研究を展開する方法論の種としていろいろ購入して袁丹教授と討議した。 

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 瀋陽から哈爾浜へ 
 自分個人の時は航空便であるが、北薬大の院生の研修旅行の時は、中国を肌で感じる一環として哈爾浜から瀋陽に列車の旅をした。機関車の牽引する列車で4人ずつのコンパートメントに分かれた軟座車を利用し、約7時間の旅であった。今回、軟座車でゆっくり読書しながら当時を思い出す旅を期待したが、列車も座席も新幹線風の近代的な車両になり、時速170-190km、4時間で走破したのでやや残念。瀋陽-哈爾浜間は約3,000日本円(205元)。新幹線と同じ広軌なのに座席は上等席でも横4列で狭い。以前は片側3席(2人でゆったり)だった。幅も前後も新幹線からみれば狭い。確かに車体は細く、車高も低い。ゆったり、どっしりの古い車両が懐かしい。車内では500日本円位(35元)の弁当の注文を取りにくる。パス。 
 なお、新幹線の先端部の形状は、トンネルの多い日本で、列車がトンネルに突っ込んだ時、空気砲の原理で反対出口でドンという衝撃音が発生するのを防ぐ目的だそうだ。トンネルの無い大平原を走る中国の列車では風切りだけだから先端はもっとシンプルにするか、南海電鉄のラピート号のように個性的にすると面白いのだが。飲用のお湯もセルフサービスになり、トイレが線路へ垂れ流し型から水洗式に。すごい進歩!! ただ、中国人の遠慮会釈ない大声の携帯電話にはヘキエキする。


 

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 牡丹江の朝
 牡丹江の医科大学の金教授らが出迎えてくださり、夕食はお勧めで狗料理の全席 !! 豚足ならぬ犬足には躊躇したが、何事も経験と食べてみる。肉球部分は柔らかい牛舌のような感じ。 
 翌朝、ホテルの窓から露天市が見えたので早速出かける。新鮮な野菜、果物、新聞紙の上で跳ねる魚、出来立ての豆腐、ぶち切りの肉…地方都市ならいつもの朝の賑わい。生活感があって好きだ。買った青いタマゴ(鵞鳥のタマゴ)と緑豆の春雨をぶら下げて歩き、大きな生姜を見つけたので買う。「おまえ、どこの地方の人間だ」と聞かれたので「我是日本人」と応えると「近くに住んでいるのか」というので「そうだ」と応えておく。いかにも地元在住のような顔をして歩くのは楽しいが安全でもある。
 なお、帰りの瀋陽空港の売店で「あんたの中国語は聞き取れる(分かる)」といい、従業員同士で「少し東北(地元)訛りよ」とくすくす笑っていた。以前は南方訛りといわれたので、中国語が進歩したかも知れない。
 

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黒宝薬業と養熊場見学
 熊胆については問題が多いが、次の2つに集約される。1つは野生動物保護、2つ目は動物愛護である。その問題を考えるために現場を見るのが今回の旅行の目的である。
 確かに熊はワシントン条約のレッドリストの上位にあり、熊胆採集のために野生熊を捕殺することは不適当である。ただ、継代飼育動物はワシントン条約の適用から外される例がある。そこで黒宝薬業の養熊場では開業から20年、繁殖を第一として現在は年間2-300頭の出生がある。この中から繁殖用、採取用に分け、さらに一部は野生に戻しているらしい。繁殖舎も飼育舎も、採取舎もしばしば水洗され、衛生的に管理されていた。

 

 そして1匹の飼育熊から1年間で採取出来る乾燥胆汁(熊胆)量4-5kgで、黒宝薬業の年間の総生産量は野生熊を捕殺する場合の200万頭に相当するという。現在は飼育熊の熊胆の供給量、品質と価格が安定して野生熊の捕殺が高い利益をもたらさないために狩猟が減少し、この点では現在の事業は野生熊の保護に大きく寄与していることになる。


 
 熊の胆汁を継続して採取するためには胆嚢から腹壁にカニューレを付ける手術が必要で、採取時も苦痛があるといわれる。また、採取される熊は短命とされる。これらが動物虐待の根拠とされる。
 実際の採取状況を見学し、撮影もした(悪用を避けるため非公開。連絡頂ければ個別に開示します)。摂食中に胆汁採取をするが、熊は採取されていることを意識していないように見えた。昔の虐待的写真といわれるものと比較して、現在は経験も蓄積され、技術も大きく進歩し、設備も完備してきているように思える。最近、世界的な野生動物保護や、動物愛護の欧米の団体の調査が入ったが、彼らは調査後、先入観と過去の認識を改め、現状に対する肯定的評価をしたという。
 動物愛護に対して反論にはいつも「牛、羊、豚などは殺して食べている」と言われ、その反論には「これらは人間に食べられるために生まれた動物だから良い」とされる。このような論理はあるのだろうか ? それなら奴隷の身分に生まれた人間は奴隷待遇の一生で良いことになる。富の再分配、社会福祉は不要になる。牛でも希少動物でも生命に差は無い。利用するというのなら、牛に対する感謝の気持ちを熊にも持てば良いのではないかと思う。熊や鯨だけが特別ではないし、永遠に特別でもない。
 「胆汁採取される熊は短命だから可哀相だ」という人がいる。…ならば子豚、子羊、子牛の時に食べられてしまう家畜はいいのだろうか ?  野生なら全ての個体が健康で、安全無事で長寿なのだろうか? 王教授の研究によれば、熊胆採集の飼育熊でも生理的に異常は値は得られないという。 
 やはり、熊に限らず、自然界全体のバランスを考えて環境保護、娯楽の狩猟を制限し、経済理由の狩猟は飼育による供給で野生動物の保護を行い、さらに出来る限り苦痛を与えない利用法(牛なら屠殺法、熊なら胆汁採取法など)を進歩させて天然資源と向き合うことが、フードサイクルの頂点にいる人間の立場なのかと思う。極めて常識的だが。
 なお、ネットの記事にはかなり事実誤認や古い資料を基にした記事が多々あるように思える。例えば中国の1日の熊胆生産量は日本の1年分の使用量に相当する。さらに現在では中国からの正式輸入も無い。そこで「中国の熊を守れ! 熊胆の最大の使用国、日本」はおかしい。飼育により熊胆の価格が低下した結果、狩猟の益が少なくなって野生熊の捕殺が減っているので、「野生熊の減少」はおかしい。事実に基づいた論理の展開を期待する。
 もちろん例外的な悪質業者の存在は全ての業界に居るため、不適当な事例がある可能性を完全に否定できないが、その取り締まりは別の問題と思う。

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湿原での甘草栽培(斎斎哈爾)と大慶 
 斎斎哈爾には大慶とも繋がる大湿原があり、そこで甘草栽培を試みる唐氏がおられる。その甘草栽培を見学に行く。斎斎哈爾で唐氏に会い、昼食後に畑に向かうことになったが、途中の道が工事中で迂回することとなった。農場の運転手も道を尋ねながらの、爆撃の跡のような非舗装道路を150km走って夕刻に到達する。
 道路から実際の畑までトラクターの引く荷車に乗って行く。畝間は水溜りで、甘草野生地とは異なり地下水面が高い(湿原だから当然)。
 五味子の栽培も試み中、若干の知識で意見を述べたが、瀋陽の書店で「五味子栽培と調製」を見つけたので購入して唐氏に送付する。
 大慶の宿泊地には夜の11時に着き、それから遅い夕食。
 大慶は石油産地として有名であるが枯渇しつつあるので、新しい産業として湿原の観光地化を勧めているようだ。湿原の西に山地があるようだが塔からは360度が地平線という景色。 

 湿原の一角にある薬草栽培試験場で王教授の研究室の修了生、卒業生の送別会が開かれる(中国は7月が卒業期)。料理は….また狗肉と豚肉 !! 食後、学生達はキャンプファイヤーを囲んでダンスやいろいろ。そして湿原に上がる朝日を見るらしい。私は朝6時発を口実にホテルで就寝。 
 翌日は、大学で呉講師と宝宝ちゃん(新生児は生後2-3ヶ月間、名無しで「宝宝」と呼ぶ)に会って昼食、瀋陽行きの特急列車「和諧号」に乗車。