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 さて、昨年9月末の急性心筋梗塞発症は「再開報告」の通りです。私の場合は下記のような経過でした。
1. 漢方寺子屋ででも「私はA(aggressive)型人間だから、ポックリの突然死型。(だから注意している)」と話していましたが、A型人間の心疾患は予想通りともいえます。
2. 9月末日、朝に研究所へ歩いている時に痺れるような胸痛。寒い時に起こり易く、寒さのためと思いこみ、暖かい部屋で安静にすると軽快しました。[実は、寒冷刺激による交感神経系の亢進→冠血管収縮]
3.  夕食後、しばらくして胸痛の発症。これは寒さでは無い。前日は誤診。急性心筋梗塞は「代謝が変わると起こる」とか。TVを見てのんびりしていた時間帯ですが、夜に起こるのも定型通りでした。
4. 富山大学を辞して半年。大学での定期健康診断から1年半の間、健康診断も受けていなかった。 自営業になったし、これからのためオーバーホールとして「人間ドックでも行くかな」と妻と話題にしていた。妻はいろいろ調べて、知人から葛西循環器脳神経外科病院を薦められ、記録していたことが「最初の幸運」。
5. そこで夜の発症で、すぐに病院に電話し、救急診療を受けられたのが「第二の幸運」、そして有能な梅本朋幸医師が当直で、速やかにステント挿入処置をしてもらえたことが「第三の幸運」。もし、翌朝まで受診を遅らせたら手遅れとのこと。こんなときは救急車で来ることと言われたが、これは二度と経験したくない。
 三度続いた幸運に感謝!!
6. 冠血管へのステント挿入は「手術」というより「処置」で、手首の動脈(脈をみる部分)からカテーテルを入れて狭窄した冠血管を風船で広げ、そこに網状のパイプ(ステント)を残置して再狭窄を防ぐ方法である。最初は救急入院だったので処置後にICU2泊だったが、二度目の処置の翌日には入浴OKであった。
7. 日々、全く自覚症状もなく、定期健康診断でも顕著な異常値がなく、普段元気で健康と思っていても「A型人間=ポックリの突然死型」には注意が要りますね。
8.  友人の知人は「日曜日にテニスをして、午後、すこし疲れて帰宅し横になって休んでそのまま帰らぬ人」とか、ネット上では大山のぶ代さんは普段から健康に注意深くしておられたのに胸痛を起こしタクシーで病院へ行き心筋梗塞の入院とか、徳光和夫さんの場合はかなり症状が激しかったとのこと。 毎年15万人が発症し30%の死亡率とすれば 私は運が良かったと思います。03年3月には西田敏行さんが、私と非常に良く似た発症と処置、経過だったようだ。西田さんはヘビースモーカーだったが、私は北海道薬科大学を退職したらストレスがなくなって自然に喫煙しなくなり、3年半は喫煙していなかったが。 
 西田さんは、「身体の変わり目だったので、丁度いいメンテナンスになったと思います。(中略)早く仕事に復帰したいと思っています。(後略)」とのこと、私もそうありたいと思います。

9.  「ご専門の漢方でも駄目でしたか?」と聞かれると辛いですが、全く自覚症状も、健康診断で顕著な異常値も認められなかった以上、防ぎきれないものはあり、謙虚に漢方医療の限界を肌で知り、ここは「救急処置での運の良さ」に感謝するしかありません。
 主治医の梅本先生に「余命は」とお尋ねしたら「別に。寿命まで」とのこと。
 ただ、生まれて今まで病気知らず、病気入院の経験の無い私にとって今回の件は精神的ダメージが大きく、体力的自信の欠如、意欲の低下、...プチウツかな….. そこで 「体力を試してみよう。もし駄目で死んだとしてもイジイジ暮らすよりはよっぽど良い」 と 心機一転のために、寒冷な北海道で4泊5日のスノーボードを楽しんできました。 とりあえず楽しむことが出来るようになりました。1ヶ月後の診察の結果次第ですが、今はOK。
 ふと小学生の頃、「人生は太く短くか、細く長くか」と議論したことを思い出しました。あの頃のは、まあ「象か、ライオンか、どちらが強いか」の議論と同レベルでしたが。

 
 教訓 : 高齢になれば万一を考えて「かかりつけの医師、薬剤師、救急の病院」を用意し、疾病についての知識を得ておくことが大切ですね。
 常に役に立つ医療情報を得て、いざという時の連絡方法をイメージしておくことは、いつの時代にも何事にも大切ですね。

←写真は 2008年10月入院中の病室で。

現在は通院のみ。定期検診と投薬。 それと今まで通りに健康生活を念頭に、うまくコントロールしてQOLを維持していきたいと思っています。